街角日記

小説や日頃の鬱憤etc

小説

トリニティ ヴァルキュリア

<プロローグ/光の消失> 世界は無から始まったとされる。何も存在しない。生命の息吹も、世界を構成する概念すらも。世界と呼ぶには相応しくない。なぜなら、そこにあるのはただ"無"のみであるからだ。無界むかい。我々はそれをそう名付けることにした。こ…